家族の前で初めての父親宣言

正義：
おい！待てよ！俺のヴォルビー！！・・・・なんでこうなるんだよ・・・・。あっ！ギターは？！
ミッキー：
売れたよ。車とギター2本で38万4千円。これでなんとか窮地はしのいだな。
正義：
冗談じゃねぇよ・・・。勝手に売り飛ばしやがって！

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美月：
いやぁああ！ちょっと、ズボンはいて！
洋子：
正義～！ちょっとトイレのドア開けっ放し！
美月：
ねぇ正義、来週の保護者会ちゃんと来てよ。
正義：
話し掛けんなって、メロディー飛ぶだろ。
陸：
ねぇ正義、トイレ流してなかったけど。
美月：
いぃぃや、最悪！
正義：
静かにしろって。
陸：
ロックンローラーは流さなくてもいいの？
美月：
そんなわけないでしょ！　来月の運動会もちゃんと来てよ！
正義：
ロックンロールミュージシャンはな太陽の下で運動なんかしたら貧血になるんだよ。
美月：
はぁ？
陸：
ロックってホント大変なんだね。
正義：
うるさいな、もう、早く出てけ。
美月：
あ、手、洗ってないよね。ああっ今触ったよね！最悪！もう。

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正義：
おい！アッシー！何だよあの写真！
アッシー：
お子様達から頂きましたよ。
正義：
ふざけたことしてんじゃねえ！
アッシー：
大丈夫かなと思って。まずいですよ。。。ちょっとパパトークすれば曲を流してもらえるんですよ？ネット配信の宣伝もするって言ったじゃないですか！
正義：
ガキの話しなんかロックじゃねえんだよ！
（ニッポン放送収録中に突然怒り退場するシーン）

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正義：
ボロがでちゃったねぇぇ
こころ：
友達いなくなったら正義のせいだからね。
正義：
お前あのガキぶん殴ったことあんのかよ。キースが言ってたぞ『ぶん殴ってもいなくならないのが本当の友達だ』って。お前ホントの自分見せてんのかよ？いつもニコニコって何だそれ、お前のキャラかよ？笑わせるよ、お前家じゃいつもぶすっとしてんだろミジンコﾌﾞｽ。
こころ：
親友なの。
正義：
気使ってホントの自分見せらんないのに心のお友達かよ。嫌われるのビビってるだけだろ？そんな友達な最初からいないのとおんなじなんだよ。
こころ：
そうだよ。怖いよ。分ってるよ、自分が無理してることだって。分ってるけどホントの自分出せないの。嫌われたくないの、なくしたくないの。親友なんて言われたの初めてだから。
正義：
じゃあ一生ニコニコミジンコやっとけよ。
こころ：
正義にはないの？分っててもできないこと。
正義：
・・・・。

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正義：
お前小さいなぁ、こんなやつ（こころの友達）の目なんか気にしてたのかよ、ミジンコ。お前も見たろ。こいつはな、みんなの前でネコかぶってんだよ。お前だって分ってんだろ。ホントの自分はぶすっとしててずうずうしくて人の目なんか気にしながら生きるような窮屈な生き方できないって。だったらやめちゃえよそんなの。俺にはな言いたいこと言ってるミジンコブスの方がよっぽどましだよ。まぁ分っててもあれなこともあるだろうけど。
こころの友達（七海）：
何この人最悪なんだけど。自分の娘に向かってミジンコとかブスとか、それでも父親？
正義：
そうだよ、こういう父親だっているんだよ。覚えとけよ。
こころの友達（七海）：
有り得ない、私なら絶対嫌だ。
正義：
いや、こっちの方が嫌だよお前みたいな娘、気持ち悪いな。
こころの友達（七海）：
私のお父さんなら絶対こんなことしない。ムカつく！最低！最悪！
こころ：
ごめん七海。確かに最低だけど、ミジンコな父親より正義みたいにダイナマイトでロックの方がましだよ。
こころの友達（七海）：
意味分んない。
こころ：
私無理してた、七海に嫌われるのが怖くて。ホントの私はメールの返信なんかめんどくさいし人の悪口だって嫌い。でも七海とは友達でいたい。
こころの友達（七海）：
帰ろ・・・

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